あなたが好きな歌手はだれですか?
B’z?
UVERworld?
ラルク?
西川貴教?
好きな歌手の曲を、
原曲キーで歌いきれたら気持ちいいですよね。
でも、いざカラオケで歌おうと思っても、
「ノドが痛くなって歌いきれない」
「すぐにノドが枯れてしまう」
と、高音部分を上手く歌えずに
悔しい思いをしているのではないでしょうか。
本来、高音は誰にでも出せます。
あなたが高音を出せないのは、
「高音の出し方」を知らないからです。
この記事で高音を出すコツをつかめれば、
好きな高音曲を今よりも
気持ちよく歌えるようになるでしょう。
私自身、カラオケで70点台をたたき出していましたが、
高音のコツをつかむことで
今では90点を出せるようになりました。
あなたにもこの高音を出す感覚をつかんでほしいので、
ぜひ最後までお読みください。
高音が出せない4つの理由
「さっさと高音を出すコツを教えて!」
と思うかもしれませんが、少しお待ちください。
高音の出し方を知る前に、
なぜ高音が出せないかを知ることが重要です。
なぜなら、高音が出せない理由を知らないままでは、
あなたが高音を出せるようにはならないからです。
これから順番にお話していきますので、
このままお読みくださいね。
ここでひとつ質問です。
「あなたは高音をどうやって出していますか?」
・・・・・
・高音は頑張って出している
・ノドに力を入れて歌っている
・息を思いっきり押し出している
なんて思いませんでしたか?
上記のような高音の出し方は
すべて間違いです!
特に、ハードロックなどの激しい曲が
好きな男性に多い間違いですね。
または
「そもそも高音なんて1mmも出ないよ!!」
なんて方もいるでしょう。
でも大丈夫です。
冒頭でも申し上げましたが、
高音は「誰でも」出せるようになります。
そのためには、高音を出せない理由を
知ることが欠かせません。
お気づきでしょうか?
あなたのその「高音なんて出ない!」という思いも
高音が出せない理由の一つなのです。
つまり、あなたが高音を出せない理由は以下の4つ。
- 体に力が入りすぎている
- ノドがしまっている
- 息を吐きすぎている
- 高音なんて出ないと思っている
まずはこの4つを改善しないことには
歌が上手くなることはむずかしいのです。
これからひとつずつ、
改善方法を解説していきますね。
①体に力が入りすぎている
体に力が入ってしまう人は、
プロの歌手の歌い方を真似しようとしている人に多いです。
ここで勘違いがひとつ。
プロの歌手はパフォーマンスとして
”頑張って歌っているように”見せているだけです。
あなたは頑張ってはダメなんです!
頑張ると体に力が入ってしまい、
高音を出すには逆効果。
リラックスしましょう!
たとえば、よくある間違いのひとつとして
「腹筋に力を入れてしまう」というクセのある方がいます。
腹筋に力を入れても高音を出すことはできません。
腹筋に力が入ると呼吸がしずらくなるんですね。
呼吸がしずらくなると、苦しくて
歌い続けることが難しくなってしまいます。
さらに、次に説明します「ノドがしまっている」状態にも
なりやすいので、「頑張らない!」というのは
最大限に注意を払うべきポイントですね。
ポイント①
常にリラックスを心がけましょう!
②ノドがしまっている
高音を出しているときに
「苦しい!」
と感じるのであれば、
それはノドがしまっている合図です。
”ノドに力が入っている状態”というと
わかりやすいかもしれませんね。
つまり、力任せに歌っている状態です。
力任せにノドをしめている状態で高音を出し続けることは、
声帯に対して非常に負担になります。
声帯に負担のかかる歌い方では、
キレイな高音を出すことはできません。
後述の「あくび」を実践して、
いますぐにノドを解放してあげてください。
ポイント②
ノドを開放する!
③息を吐きすぎている
息をたくさん吐けば
大きなボリュームが出せます。
とっても気持ちがいいかもしれませんね。
一時的には高音も出るようになるでしょう。
しかし、その高音は長続きしません。
あなたもこんなこと経験ありませんか?
「1番は歌えるけど、2番になると出なくなる!」
私も同じ経験があるので
よくわかります(笑)
まず、なぜ息をたくさん吐くと
高音が出るようになるかを説明しますね。
声というのは
声帯がふれあうことで音を出しています。
ほとんどの人は、声帯のふれあいが不十分なまま、
首の筋肉でノドを締めつけることで
むりやり声帯をこすり合わせています。
そのこすり合わせた声帯に
大量の息をあてることで無理やり高音を出しているのです。
声帯のふれあいが不十分なまま、
大量の息を声帯にぶつけてむりやり高声を
出そうとすると、声帯に大きな負担がかかります。
最悪の場合は
ノドを壊す原因にもなりかねません。
息を大量に吐くことで高音を出そうとすることは
いますぐにやめてください。
ポイント③
大量の息にたよって高音を出そうとしない。
④高音なんて出ないと思っている
「ここにきて精神論かい!!」
そう思ったかもしれませんね(笑)
でも最終的にはこの「気持ち」の部分が
大きく関係してくるのは事実です。
ずっと高音が出せない状態が続いていると、
高音を出せないことがあなたにとっての
「普通」になってしまうのです。
この「普通」を変えなければいけません。
まずは「自分にも高音が出せる!」
と思いこみましょう!
・・・といってもどうすればいいの?
って思いますよね?(笑)
自分にとっての「普通」を変えるには、
小さな成功体験を繰り返すしかありません。
小さな成功体験とはなにか?
「正しい方法で高音を出している」
という感覚をつかみ、
その感覚を少しずつ覚えていくこと。
これに尽きます。
正しい方法で高音を出す感覚をつかむための3つのステップは
- 口を閉じたハミングで野球のサイレンの音をマネしてみる
- 口を開けて①と同じ音を出してみる
- 口から声が出ていない感覚をつかむ
以上の3ステップなのですが、
詳しいステップのやり方は、
別の記事を参考にしてみてください。
ポイント④
「自分には高音が出せる!」と信じる。
高音の出し方と4つのコツとは?
これまで、高音を出せない理由から、
その改善方法として4つのポイントを上げました。
- 常にリラックスを心がけましょう!
- ノドを開放する!
- 大量の息にたよって高音を出そうとしない。
- 「自分には高音が出せる!」と信じる。
何を隠そう
この4つが高音を出すためのコツなのです。
では具体的にどのように改善すれば
高音が出せるようになるのかをお伝えしていきます!
①高音を出していてもリラックスする3つの方法
- 歌う前に、鼻で吸って口で吐く
- 鼻の穴を広げる
- 口をあまり開けない
歌をうたっている最中は①はむずかしいですが、
間奏中に何回かやってみると
リラックスすることができますよ。
意外に効果があるのが②の
「鼻の穴を広げる」こと。
「そんな恥ずかしい・・・」
と思うかもしれませんが、
やってみると意外とみんな無反応で
むしろ拍子抜けしますよ(笑)
その上、効果は抜群ですので是非お試しください。
③の「口を開けない」は正直言いますと、
人によります。
ただ、口を大きくあけると
「力が入ってしまう」方が多いので
ためしてみる価値はあると思いますよ。
ちなみに、
次にお話する「あくび」の状態も
ノドをリラックスさせることができますので
おすすめです。
②ノドをしめないで開放するには?
ノドを解放するためには
「あくび」がもっとも効果的です。
あくびのノドの状態なんて
意識したことがないかもしれませんね。
これからあくびをするときには、
ノドがどんな状態になっているかを
確認してみてください。
意識するポイントは、2つ。
・「軟口蓋」があがっているか
むずかしい言葉が出てきましたね。
「軟口蓋(なんこうがい)」というのは、
舌を上に持ち上げた時に当たる”やわらかい”部分です。
前の方にある”かたい部分”は
「硬口蓋(こうこうがい)」といいます。
この「硬口蓋」のうしろ側にあるのが
「軟口蓋」です。
あくびをすると「喉仏」が下がり、
「軟口蓋」が上がっている感覚があると思います。
この感覚をあくびをしていない状態でも
できるようになってください。
ここでひとつ注意していただきたいのは、
「息を止めないこと」です。
なぜかというと、
息を止めた状態で歌を歌うことはできないからです(笑)
あくびの状態を意識しすぎるあまり、
呼吸を止めてしまっては効果が半減してしまいます。
さらに言うと「息を吐くとき」に
あくびの状態を作れるように意識してみてください。
なぜかは、、、もうお分かりですよね?
「歌をうたうときは、息を吐いているから」
正解です!
③大量の息で声帯をいじめない
大量の息を出して高音を出すことは、
声帯にものすごい負担をかけるということをお話しました。
まずは、
「大量の息を吐くこと=危険」
ということを肝に命じてください。
ノドを壊しては元も子もないですよね?
④あなたは高音が出せます!
まずは信じましょう!
いままでお話してきたことを実践していただければ、
少しずつではありますが、高音が出るようになってきます。
少しでも高音が出せるようになればしめたものです。
「高音が出せる!」ということが
あなたの脳にインプットされれば、
そこからはあなたのやる気もうなぎのぼりでしょう(笑)
高音の出し方と4つのコツまとめ
高音の出し方と4つのコツをお話してきました。
- 常にリラックスを心がけましょう!
- ノドを開放する!
- 大量の息にたよって高音を出そうとしない。
- 「自分には高音が出せる!」と信じる
この4つを実践すると、
最初の頃はヘロヘロな声で
気持ちよく歌えないかもしれません。
それでも「あくび」の状態を意識して歌い続ければ、
すこしずつ迫力のある声になっていきます。
そのために必要なことを
最後にひとつだけ言わせてください。
毎日少しずつでも意識すること!
高音が出せるための
「筋トレ」みたいなものだと思ってください。
毎日の積み重ねがあなたを少しずつ
「高音が出せる」人間に変えていきます。
この記事を閉じたらすぐに
「あくび」のノドを意識をしてみましょう!
高音を出す感覚をつかみたいかたは、
↓の記事も参考にしてみてください。
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